Rhynie Chert-ライニーチャート-

それでもこの世界は美しい

ノンフィクションエッセイ

【16歳の家出編①】名古屋という街での邂逅

2014年8月14日16歳の少年は深夜2時のバスの中で想いを馳せていた。 この世界はなぜ存在して、なぜ自分は生まれて、そして自分は今どこに向かっているんだろうかと。 運命というものがあるなら、自分がこの先どこに向かうかそれはもうすでに超自然的な誰かの…

【16歳の家出編⓪】東京に発つまでの序章

人生の転換期は16歳の時だった。 学校は不登校。世界の全てが憎かった。 自分の周りの親、教師、地元の人間、学校の同級生 僕は井の中の蛙だった。 その小さなドブ川から這い上がれば美しい景色が広がっているというのに。 何も知らず、ただ現状に不満を感…